《小浜島の旅・３日目》
ガイド八幡暁さんと海のマングローブツアー
この日も驚きの出会いが待っていました。
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この日は『海にマングローブ！？カヤック体験ツアー』へ参加。
ホテルのセンター等へカートで移動しロビーで待っていると、しばらくしてガイドさんがあらわれました。いかにも海のガイドさんらしく日に焼けたスラっと背の高いお兄さん。しかも声がめちゃいい感じ。
え？この人が案内人？カヤック乗るぐらいだから運動してるんだろうし、なんかオーラあるな〜。
なんて妙に納得。このガイドのお兄さんは「八幡さん」という方でした。この方、びっくりな有名人だったんですけどね。
マングローブツアーを案内してくれた八幡さん
その日のマングローブツアーは私たち家族だけでしたので、ガイドの八幡さんを独占状態でした。少し大きめの白いバンに乗せられ、揺れること15分くらい。
海の見える駐車場※に着くと車を置き、そこからはひとりひとり船をこぐモールを持たされました。ひたすら八幡さんのお話を聞きながら、モールを持って歩くこと約15分。
（※あとから調べたところ、この駐車場はカトレ展望台のふもとにあるようです。）
途中さわガニにも出会えます。
そして着きました！カヤックの船着き場のような場所に。マングローブに囲まれた静かな海辺にカヤックが2台チャプチャプ浮かんでます。
小浜島のマングローブツアーは石長田海岸から漕ぎ出す
マングローブツアーは西表島にもあるらしく、また趣が違うようですが。小浜島だとこの海岸から漕ぎ出すようです。
ここは「石長田（いしなーた）海岸」ということが、後から調べてわかりました。海岸と言っても砂浜などは無く、階段を少し下るとすぐに浅い海があり、そこにカヤック２台が佇んでました。海の方を見渡すと、左に西表島、右手にこんもりとマングローブが生い茂っている様子が見えます。
そこで八幡さんは、モールの漕ぎ方や方向転換のやり方をちょこっと指導。すぐにカヤックに乗り、少し先に見えるマングローブの林を目指します。とても浅瀬の海なので万が一ひっくり返っても溺れることは無さそうです。
マングローブツアーは濡れても良い格好で参加する
ツアー参加前の注意書きには、
- 濡れても良い格好で
- カメラや携帯などは防水使用でない限りは自己責任で
ということでした。
なので娘が防水のポシェットをはいむるぶしホテルで水着と一緒に購入していたので、それだけ持っていきましたが。娘は漕ぐのに必死で、ほとんど漕いでる様子は写真に残っていません（泣）。
10分くらい漕ぐとすぐにマングローブ林に着きました。そこは遠くからだと海にうかぶ島のように見えます。
でも近づいていくと実際は島では無く、海から直接木が生えてます。その風景はちょっと不思議でした。
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八幡さんは語る～海に生息する不思議な木「マングローブ」～
海からニョキッと生えているマングローブの群れは圧巻で、八幡さんのマングローブ愛が溢れる解説が始まります。
八幡さんの解説によると
通常木は海で育つことは無く、もし植えても海水の塩でやられて枯れてしまうそう。しかしマングローブはそんな海水の中でも生きている珍しい木なんです。
他の木が生えていると負けてしまう弱い木らしく、追いやられてだんだんと海水の中でも育つように進化していったらしいです。海なら他の木が近づけないので、独り勝ちですね！
海水にやられないように、木からは「気根」（きこん）がニョキッとたくさん生え出ており、海水から「気根」が顔を出していました。そこから酸素をたくさん吐き出して呼吸しているそうなんですね。
※気根とは？
根は普通は地中にあって植物体の地上部を支え、地中の水などを吸収したり、養分の貯蔵の働きをするが、地上茎からの不定根や地中の根の一部が地上に出たものが特別の働きをすることがあり、このような根を気根という。～コトバンク「気根」より引用～
なのでマングローブの林の中は酸素だらけ。だからなのかマングローブの林の中にいると何だか癒される気がしました。
マングローブって人に優しい木ですね！
八幡さんは石垣島から渡ってくる神出鬼没のイケメンガイドさん
拠点は石垣島で、小浜島や西表島でカヤックツアーが入ると島へ渡ってきてこのようにガイドをしに来てくれているようです。※八幡さんは「手漕屋素潜店 ちゅらしねあ」の神出鬼没ガイドさんです。
渡る手段はフェリーなのか？もしかしたらカヤックで移動しているのかもしれません。今度会ったら聞いてみますね（笑）。
海岸へ向かって歩いているときに、色々とお話を聞かせてくれたのですが。
何と世界中の難しいと言われる海峡をカヤックひとつで次々と渡った。という凄い経歴の持ち主でした。そんなことを出来る人は、八幡さんの他にいないそうです。
人は冒険家と呼ぶけど「ただ渡りたかっただけ」
八幡さんは「人は冒険家って呼ぶけど、別に大陸を発見したわけでも無いし。オリンピック選手の様に何か記録を更新したわけでも無い」なんて謙遜してました。
「冒険家っていうより海洋人間かな～？」って。
まあ、たしかにそんな記録を競うスポーツは無いですけど。好きで渡ったということでしょうか。まるで山岳家が「そこに山があるから」みたいな感じですね！
何でも若い頃、海へ潜って魚をモリ※で射止めるおじさんを目の当たりにし、人間の原点はこれだ！と目覚めたのだそう。八幡さんについての詳しくは、コチラの記事で紹介しています。
※銛（モリ）とは？
銛もり 魚貝類を突きまたは刺してとる漁具。 通常はカシなどの堅い木の柄(え)の先に鉄製の突具(つきぐ)をつけたもので、突具の先端には抜けにくくするためカエシをつけてある。
石垣空港建設時に発見された最古の人骨の話
八幡暁さんが言うには、石垣島での石垣島空港建設時に「縄文人よりも更に古い人骨」が出てきて、大陸から小船で渡って島で暮らしていた人種が居た事が初めて判明したそう。
「縄文人が、そんな小舟を作って渡る知恵があったの！？」て話題になったそうです。
確かにびっくりですよね。歴史は塗り替えられたということですね。詳しくはコチラの記事で。
まとめ：結局、八幡暁さんって何者だったの！？
そうして、このガイド兼カヤックインストラクター八幡暁(やはたさとる）さん、世界中をカヤックだけで旅する強者というからには、やはりただものではありませんでしたよ。
👆出典；「わたくしごとをひらくしごと」野村美丘インタビュー記事より
八幡さんは情熱大陸にも出演したことのある有名人。WEB系の雑誌にもたくさん載っていて、何とWikipediaにも載ってましたよ。
八幡さんのInstagram、カヤック関係のYouTubeなどなど。講演もされてるかなりの有名人でびっくりでした。
私は八幡さんとカヤックに乗ったので、殆ど漕がずに済みました（笑）。その節はお世話になりありがとうございました～✨
参考：八幡さんのいる石垣島ツアー会社;手漕屋素潜店「ちゅらねしあ」のHPはコチラ
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荷物の移動が大変だったので、次回こそは小ぶりのトランクを買ってコロコロ転がそうと思います。
